WEB拍手にのせていたものです☆
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桐沢X一般人
深夜の訪問者は桐沢さんだった・・
雨が降り続ける夜・・
扉を開けたらぎゅっと抱きしめられた
『桐沢さん?』
『・・・・・・・』
桐沢さんは何も答えない・・
桐沢さんの髪から落ちた雨の雫が
私の頬を濡らす
桐沢さんはさらに私をぎゅっと抱きしめる
その時・・
腰に何か固い物が当たる
それは一般人の私にも分かる物・・
(あぁ・・桐沢さんは今から行くんだ・・)
そう思った
きっと危ない現場だと・・
『桐沢さん・・わたし・・ずっとここで待ってます』
『あぁ・・』
その声はとても掠れていて・・
『ありがとう』
そう最後につぶやいて
痛いほどに『愛してる』そんなキスを
最後に残していった・・
(桐沢さん・・どうかまたここに帰ってきて
大好きな笑顔を見せて
そしてまた抱き締めて
キスをして)
最愛なるあなたは
危険と隣り合わせの人・・
わたしは信じてあなたの帰りを待つ
それがわたしの役目だから・・
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