★恋人、上司、二つの大きな愛に包まれて*+☆+*――社内恋愛2人のヒミツ 永坂篤(GREE)



それは些細な事で部長とケンカしてしまった次の日のこと
 
 
 
部長とケンカした翌日
 
例えケンカしても
 
話をしたくなくても
 
同じ会社に、そして同じ部署で働いている私たち
 
普通に接しなければならない
 
社会人として当たり前のこと
 
でもどこかでつい恋人同士という目線で
 
彼を見てしまう自分がいた
 
 
その彼・・・部長はというと・・・
 
昨日の事はなかったように仕事をしている
 
もちろん私にも普通に指示を出すし話をする
 
当たり前の事だけど・・・
 
いつも大人で余裕な部長に比べて私は・・
 
会社に行きたくないとか部長に会いたくないとか・・・
 
でも会いたいとか・・・そんな事ばかり考えてしまって
 
昨日のケンカもそうだけど・・
 
子どもっぽ私が部長とつりあってるの?なんて思ったりして
 
昨日のケンカだって、私が勝手に拗ねてしまって
 
勝手に電話を切ってしまったのだから
 
(きっと部長は呆れてるだろうな・・・はぁぁぁぁぁぁ・・・・・)
 
『白崎?』
 
『・・・・・』
 
『白崎??』
 
『わっ!!は、はい』
 
急に部長に呼ばれて声が裏返ってしまった
 
『どうしたんだ?そんな慌てて』
 
『い、いえ・・何かご用でしょうか?』
 
『そろそろ出掛ける時間だぞ?』
 
『えっ?あ、はい』
 
(そうだった、これから部長とCMの打ち合わせで出掛けるんだった)
 
私は自分に気合いを入れ直す
 
(仕事は仕事!!よしっ!!!!!)
 
『行ってきます』
 
そう言って新規事業部を出て
 
部長と一緒にエレベーターに乗る
 
他に社員はいなく二人きりだった
 
『・・・・・・・』
 
『・・・・・・・』
 
『白崎』
 
『・・・はい』
 
『昨日は悪かった』
 
『え?』
 
『悪かったな』
 
『部長・・・』
 
『なんていうかー・・お前に嫌われたらどうしようかと思って』
 
『え???』
 
(部長がそんなことを・・・?)
 
エレベーターのボタンは5階、4階と下がっていく
 
もう着いちゃうな・・・そう思った時
 
『っ・・・・』
 
唇に温かいものが触れた
 
それが部長からのキスだと気付いたのはエレベーターが1階に着いたのと同時だった
 
ぽーんと音がする
 
一瞬・・時間が止まったかのような感覚
 
指で自分の唇を触れてみる
 
(あったかい・・・部長の温もりだ・・)
 
『白崎』
 
『あ、はい』
 
時間が止まってしまっていた私をエレベーターに乗る人が不思議そうな顔してみていた
 
その向こうでは笑みを浮かべた部長が待っていてくれている
 
『打ち合わせ遅れるぞ』
 
『はいっ』
 
私は元気よく走り出す
 
大好きな人の隣へと・・
 
 
 
 
小声で部長に言う
 
『ずるいですよ・・不意打ちのキスなんて』
 
『俺を不安にさせた罰だ』
 
『不安?』
 
『お前が怒るなんて滅多にないからな、まぁ・・振られたらどうしようとか、な』
 
『まさか!??部長を嫌いなるなんてありえないですよ』
 
『お前、そんな嬉しいこと・・・』
 
そう言って部長は泣きまねをする
 
『もうっ!!大げさなんですから、ふふっ』
 
『やっと笑ったな』
 
『!!』
 
『まぁ、でも仕事は仕事だからな・・今は上司と部下だ』
 
『でも・・さっきのキス、あれは?』
 
『あのキスはいいんだ、上司の特権だ』
 
『ふふっ、変な言い訳ですね』
 
『お前が笑ってくれるなら何だってするぞ』
 
そう言って大好きな笑顔をくれる
 
『部長・・・』
 
『よし!!仕事するか』
 
そして仕事の顔へと戻った部長を見上げ私も気合いを入れ直す
 
『はいっ』
 
 
 
部長の大きな愛にいつも支えられている
 
そう実感しながら私は歩き出す
 
今は尊敬する上司としての部長の隣へ・・
 
 
 
 
 
 
*☆*――*☆*――*☆*――*☆*
 
仕事仕事ε=ε=ε=ヾ(*゚ェ゚)ノパタパタ
 
ってか!!!
 
GREEの社恋って仕事中なのに結構いちゃいちゃするよねー!!!
 
 
(。´pq`)
 
 

 
 
 

陽菜love

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