★俺の未来はお前に捧げる*☆*――社内恋愛2人のヒミツ 永坂篤(GREE)



こんばんわ!!

GREEの社恋もCPなのでぶちょう不足ですw

 そしてこちらは昨年に書いたものですww
 
タイトルの割に最後はアレですけど
良かったら読んで下さい☆
 
 
 
 
 
 
 
 
それは1月1日の出来事
 
 
 
『よいしょっと・・・』
 

そう掛け声をかけてソファに座る
 

『お前大丈夫か?』
 

『うん、着物を着たの1年振りだから疲れちゃって』
 
 
 
せっかくのお正月だし部長にも見せたくて
 

振袖を着て初詣に行ったけど
 

慣れない着物姿で長時間歩くのは結構体力を使ってしまい
 

部長の部屋に戻って来たときにはへとへとになっていた
 
 
 
 
 
『コーヒーでも飲むか?』
 

『あ、私が淹れますよ』
 

『お前は座ってろ、俺が淹れてくるから』
 

『ありがとうございます』
 
 

(部長優しいな・・・)
 
 

キッチンからはコーヒーのいい匂いが漂っていた
 
 
 
 

その時、私のバッグの中から聞き慣れない音が聞こえた
 
 
 
(あれ・・・?何の音だろう?)
 
 
(あ、そうだ!!さっき部長の携帯を預かってたんだ)
 
 

急いでバッグを開けて携帯を取り出す
 
 
『部長?携帯がな・・・・』
 
 
その時私の瞳に映った『小百合』という文字
 
 
(小百合さんから・・・)
 
 
その名前を見た瞬間手が震えて携帯を落としてしまった
 
 
(あ・・・・・)
 
 
『陽菜?呼んだか?』
 
 
『あ、あの携帯が鳴ってたから』
 
 
私は慌てて携帯を拾い部長に渡した
 
 
携帯を確認した部長は
 
 
『悪い、掛け直してくる』
 
 
『あ、はい・・・』
 
 
(小百合さんから連絡・・・)
 
 
頭の中で色んな事を考える
 
 
その全てが悪い方へと悪い方へと進んでいく
 
 
その考えを払拭するように独り言のように呟く・・
 
 
でも・・・結婚してたんだもん、連絡くらいまだあったりするよね・・
 

離婚届を出したといっても色んな手続きとかもあるだろうし・・
 
 
別れた彼女とは違い元夫婦だからしょうがない・・
 
 
そう考えながらもお正月に電話なんて・・・
 
 
そんな事を考えていたらドアの開く音がした
 
 
 
『悪かったな、ほらコーヒー』
 
 
『うん・・・』
 
 

何も言わなくても私が好きなカフェラテの味になっている
 
 
そんな些細なことが嬉しくて・・
 
 
『部長、美味しいです』
 

『そうか・・・陽菜』
 

『はい?』
 

『今の電話は小百合からだ』
 

『え?』
 
 
『離婚した後も色んな書類にサインしなきゃならなくてな』
 
 
そう言って小百合さんからの電話の内容を話してくれた
 
 
お正月明けにすぐ海外に行ってしまうので書類にサインが欲しいこと
 

時間がなくてお正月に電話したことを謝っていたと・・・
 
 

『そうですか・・・でもどうして私に?』
 
 
『お前の悲しむ顔を見たくないんだ、小百合からの電話と知ったらお前は色んな事を考えてしまうだろ?』
 
 
『部長・・・』
 
 

少しでも部長を疑ってしまった自分が恥ずかしかった
 
 
『ごめんなさい・・・わたし・・・』
 
 
『いいんだ、それ以上は言うな・・悪かったな不安にさせて』
 
 
『違うの、私が勝手に・・』
 
 
『過去は変えられない・・・でもこれだけは誓う・・

これからの未来は全てお前に捧げるから』
 
 
『未来?』
 
 
『だってそうだろ?この先俺の隣にいるのはお前以外考えられない』
 
 
『部長・・・』
 

部長はいつだって私が欲しい言葉をくれる
 
 
私も後ろ向きな考えはやめて前に進まなきゃ・・・
 
 
 
『今日の陽菜すごく綺麗だ、着物似合ってる』
 

『嬉しいです』
 

『これ帯を解けば脱げるのか?』
 

『へ?』
 

『このまま押し倒したいけど着物が皺になったら困るだろ』
 

『だ、ダメですよ・・って、ちょ・・・やっ・・・』
 

『もう今日は出かけないだろ?なら』
 

『だってせっかく着たからもうちょっと』
 

『さっきもう脱ぎたいって言ってなかったか?』
 

『う・・・・・で、でも・・・きゃあぁぁ』
 
 
ソファに座ったまま帯が解かれる
 

『色っぽいな』
 

『恥ずかしいですよ・・・』
 

『これでまた夢がひとつ叶った』
 

『えぇー?もしかして・・・』
 
 
『好きな女の着物の帯を解くってのが昔からの夢だったんだ』
 

 
そう少年のような瞳で語る部長が可愛くて愛おしくて
 
 
さっきまで沈んでいた心はすっかり晴れて
 

『じゃあこれも部長と私の初めての思い出ですね』
 

『そうだな、それじゃあ陽菜のOKもでた事だし』
 
 
『んんっ・・・ぶちょう・・・っ』
 
それから少しずつ私の着物を脱がしていく部長の大きな手に触れられて私の躰は熱くなっていく
 
『陽菜、愛してる』
 
そう掠れた声で囁く部長があまりにも色っぽくて
 
『やぁ・・・はやく・・ひとつになりたいっ・・』
 
自分からそんな言葉を言うなんて信じられなかったけど
 
今年初めて部長と繋がった私は幸せすぎて
 
部長の愛をたくさん感じたくて
 
もっともっと深く繋がりたくて
 
部長の首に腕を回してそっと囁く
 
『もっと愛してっ』
 
いつもと違う私に一瞬驚いた顔をしたけど
 
次に見せてくれた顔に私は息を呑んだ
 
それはいつもの優しい部長の顔から獣へと変わった瞬間だった・・・
 
今まで見た事のない部長の顔・・・
 
『俺の未来はお前に捧げる』
 
そう言ってくれた部長・・・私にみせてくれた初めての顔・・・
 
すごく嬉しくて、幸せで、これから何があってもこの手を離さない
 
そう思いながら部長の指に自分の指を絡めて
 
言葉にならない思いをぶつけるように何度も愛を確かめ合った
 
 
 

 

陽菜love

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