★理由*☆*――社内恋愛2人のヒミツ 白鷺涼真

ここは涼真さんの部屋
 
私はじりじりと壁に追い込まれていた・・
 
『説明してください陽菜』
 
『えっと・・』
 
『さっきからその言葉しか聞こえませんが?』
 
うぅ・・涼真さんの目が怖い・・
 
『ごめんなさい』
 
『謝って欲しいのではありませんよ』
 
『はい・・・』
 
『理由を聞きたいのです』
 
『・・・』
 
『今度は黙るのですか?』
 
何故、涼真さんに怖い顔で睨まれているのかというと・・
 
それは今日の午後、桜澤先輩と打ち合わせに出かけた帰り
 
女の子にプレゼントを買いたいからと言われ強引に誘われたお店での出来事・・
 
桜澤先輩がいつになく真剣に頼み込んでくるので断れなくて一緒に入ったランジェリーショップ
 
今思えばちゃんと断れば良かったと思うけど、
 
選んで買い物を済ませた桜澤さんは本当に嬉しそうな顔をしていたので
 
私もまぁよかったかな・・なんて思ってしまっていたのだ
 
まさか二人でランジェリーショップに入ってた所を涼真さんに見られてたなんて・・
 
会社へ帰ってから涼真さんの様子がおかしかった理由も分かった・・
 
 
でもこの状況はまずい・・
 
完全に涼真さんが怒ってしまっている・・
 
私は自分の浅はかな行動に反省しただ謝ることしかできない
 
『ごめんなさい』
 
『はぁ・・陽菜はなんで好きでもない男とそのような店に入るんですか?』
 
『えっと・・』
 
私は思い切って理由を話した
 
『桜澤先輩が好きな女の子に下着を贈りたいんだけど、どんなのが良いか分からないから一緒に選んでほしいって・・すごく真剣な顔をしていたので・・つい・・』
 
『陽菜は真剣な顔で頼み込まれたら』
 
そう言いながらブラウスのボタンを外してくる涼真さん
 
『やっ・・』
 
『こんな事も許してしまうのですか?』
 
そう言いながらふたつの膨らみにそっと指を這わせてくる・・
 
『やぁ・・そんなことあるわけない』
 
『本当ですか?真剣な顔をすれば』
 
『涼真さん以外にそんな・・んっ・・』
 
『陽菜は隙があり過ぎます』
 
『ごめんなさい』
 
『ったく・・陽菜が心配でたまりません』
 
『うぅ・・』
 
『そんなに私にお仕置きをされたいのですか?』
 
『やぁ・・そんな、こ、とない・・』
 
『陽菜、これからは隙を見せないように』
 
『んっ・・』
 
私は返事も出来ないほど涼真さんの細く長い指に翻弄されてしまっていた
 
 
 
 
 
 
次の休みの日・・
 
涼真さんに連れられて来た場所は先日桜澤先輩と行ったランジェリーショップ
 
そこで涼真さんのイジワルな笑顔の前にただ顔を熱くしていた陽菜の姿があった・・
 
 
 
 
 
『これなんてセクシーでいいですね』
 
『えぇ!!こ、これは無理ですぅ』
 
『言うことが聞けませんか』
 
『恥ずかしいですし・・』
 
『陽菜の下着姿も裸も何回も・・』
 
『こ、こんな所で言わないでください涼真さん』
 
『では、これとこれにしましょうか』
 
そう言ってセクシーな下着を差し出す涼真さんの顔は
 
恐ろしいくらいに意地悪な顔・・
 
(あぁ・・帰ってからが怖い・・)
 
想像するだけで陽菜の頬は赤く染まる
 
そんな陽菜を涼真さんが見逃すはずもなく
 
『こんな所で変な事想像してるんじゃありませんか?』
 
『え?そ、そんなことな・・』
 
『家に着くまで辛抱してください、あとでたっぷり可愛がってあげますから』
 
『も、もう!涼真さんのエッチ』
 
『おや、心外ですね 先に想像したのは陽菜の方ですよ?』
 
 
 
 
もう何を言っても涼真さんには勝てるはずもなく
 
 
家に帰ってからの事を想像して真っ赤になる頬を隠すのに精いっぱいの陽菜だった
 
 
 
 
 
 

陽菜love

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