こちらは4月頃書いたものです☆
ぶちょうversionです。
先日、永坂ぶちょうの攻略終わりました(本編)
まだぶちょうキャラをわかっていない時に妄想しましたけど
実際のぶちょうはとてもいい人でした 笑
なんてゆうかもっと誠実で素敵な男性です。
でも離婚はしてないですけど・・・
指輪を外して、家も出て。
キスもやっとして。
一線は超えてない・・・はず・・・ですwww
仕事が早く終わった週末
会社を別々に出た二人は少し離れた駅前で待ち合わせをした
『お疲れ様です』
『やっと二人きりになれたな陽菜』
『そうですね、ずっと忙しくてなかなか二人で会えなかったから』
『そうだな、陽菜不足で倒れるかと思った』
『部長・・・』
仕事を離れた時にしか見せないその笑顔
部長はさりげなく私の手を握ってくれる
『ぶ、部長、会社から離れているけど桜を見に行く人が多いからどこで誰と会うか分からないですよ』
そう心配する私に
『大丈夫、心配するな』
何の根拠もない大丈夫だけど
部長が言ってくれるだけで安心する
私はぎゅっと部長の手を握り返した
『うわぁ・・・・・・綺麗ですね』
満開が発表された桜はとても綺麗で
それに今日はまあるいお月様も出ていてそれはすごく幻想的で
『部長、見てください。桜とまあるいお月様・・・って部長?』
何故か部長はずっと私を見ていて
『綺麗、だなって思ってな』
『ほんと綺麗ですね』
『ふっ。桜もだけど、お月様と桜に見惚れる陽菜がすごく綺麗だ』
『部長・・・』
会社ではいつも周りを気にして
プライベートでもそれは変わらず
誰にも相談できない私の恋
誰にも紹介できない私の大切なひと
何かが崩れたらそこから全部消えてなくなりそうな私と部長の関係
この季節にしか綺麗に咲かない
儚い桜に似ていて
思わず涙が出そうになる
『陽菜?泣いてるのか?』
『なんだか儚い桜に私と部長の関係を重ねてしまって』
『俺は儚いなんて思わない。また来年綺麗に咲くようにこの桜は散ったあとも一生懸命生きようとするんだ』
『俺は来年もその先もずっと陽菜と桜を見にくると誓う』
『そのために俺もこれから、全力で仕事をしてお前を守って必ず幸せにする』
『部長・・・』
『お前がずっと笑っていられるように・・・陽菜の笑顔が好きなんだ』
『陽菜、ずっと俺の隣で笑っていてくれ』
『篤さ・・・ん・・・・』
普段はよぶことのない大好きな人の名前を無意識のうちに口にしていた
ゆっくりだけど
私たちは前に進んでいる
儚いなんて思わないようにしなきゃ
篤さんとならきっと乗り越えられる
桜の木のように強く生きていける
来年もその先も満開の桜の木の下で
篤さんと・・・きっと・・・
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