YE━━━━d(゚∀゚)b━━━━S!!
フライング!!!!!!!
まだ皐月さんの本編は終わっていませんw
なのに書いてしまいました 笑
好きすぎて(*>ω<*)
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**
(はぁ・・こういう場所は何回来てもやっぱり慣れないな・・)
皐月さんに連れてきてもらったディナーだけど・・
私はこっそりため息をついた
テレビや雑誌で紹介されたこともある有名なお店
皐月さんは堅苦しいところではないと言っていたけど
私なんかの庶民にはなかなか手の届かないような所・・
しかも・・カジュアルな服装で大丈夫ですよ、なんて言う皐月さんの
言葉を鵜のみにしてしまった私はというと・・
明らかに周りから浮いていた
目の前の皐月さんも見れば、私の気持ちを知ってか知らずか
いつもの優しい笑みを浮かべていた
『今日の陽菜さんのワンピースとても似合ってます』
『は?』
今の今まで自分の格好が浮いていたと思ってたので、皐月さんのその言葉に
驚いてすっとんきょうな声を出してしまった
『??どうかしたのですか?』
『いえ・・なんか周りの女性に比べたら・・こんなんで、なんだか皐月さんに申し訳ないような気がして』
『陽菜さん、』
皐月さんが何かを言いかけた時、すっと支配人みたいな方が近付いてきた
『北大路様、いつもありがとうございます』
そう言って二人話す姿を見て、やっぱり住む世界が違うんだよね・・
ここに来ている他の人も・・
『皐月さん、ちょっと失礼しますね』
そう告げてお手洗いへ逃げ込んだ
(ふぅ・・・・・そろそろ戻らないと・・)
お手洗いを出ようとすると
綺麗な格好をした二人組の女性が話をしていた
『さっき皐月さんといた女性の方って誰なのかしら』
『何か庶民ぽかったわよね、服装も品がなかったですし』
『あれじゃあ皐月さんが可哀そうだわ』
(やっぱり・・・そうだよね、誰がみてもそう思うよね・・)
(もう、あそこには戻りたくないな・・)
お手洗いを出た私の目に飛び込んできたのは
すごく綺麗な女性と話をしていた皐月さんの姿だった
その二人の姿は、私が見てもとてもお似合いで
見るからに質のいいワンピースを着て、付けているアクセサリーも高価なもので
皐月さんと並んでいる姿は美男美女で・・
なんだか悲しくなった私はそのままお店を飛び出してしまっていた・・
外に出ると視界が滲んで・・
皐月さんに私なんて不釣り合いなのは分かっていた・・
勝手に落ち込んで、勝手に嫉妬して・・・
勝手に飛び出しちゃうなんて・・・子どもっぽい自分に嫌気がさして
溢れ出る涙を止めることが出来なかった
泣きながら街を彷徨えば・・
(あれ、ここどこだろう・・)
歩いているうちに知らない所まで来てしまっていた
(どうしよう・・携帯・・あっ・・・・そうだ、置いてきちゃったんだ)
近くの公園のベンチに1人座る・・
考えることは大好きな皐月さんのこと・・
皐月さんのこと大好きでしょうがないのに
なんで自分に自信が持てないんだろう
こんな私を皐月さんは真っ直ぐに愛してくれているのに
セレブとか庶民とか関係なく接してくれて
愛してくれる皐月さん・・
(戻ろう、戻って謝らなきゃ・・)
私は公園を出てひたすら走り続けた
道は分からなかったけど、とにかく皐月さんに謝りたくて
皐月さんに会いたくて
と、その時
『陽菜!!!』
その言葉とともにぎゅっと抱きしめられた
『皐月さん・・』
『良かった・・・・何もなくて・・』
『ごめんなさい・・私』
『陽菜が無事でよかった』
私を抱き締める皐月さんの腕は少し震えていて
いつも大人で余裕な皐月さんが息を乱していて
『勝手に飛び出しちゃってごめんなさい、心配かけてごめんなさい・・』
『私の方こそ、陽菜の気持ちも考えず申し訳なかった』
『ううん、皐月さんは何も悪くないですよ、私が』
『いえ、謝らないで下さい・・陽菜の気持ちは分かっています。それでも私が強引に連れて行ったのですから』
『強引に?』
『ええ・・あのお店に女性と行くのは初めてなんです』
『え?うそ・・・』
『本当ですよ、だからどうしても連れて行きたかったんです。でも結果、陽菜の事を傷付けてしまいましたね・・・』
『皐月さん・・・』
私は嬉しくて皐月さんにぎゅっと抱き付いた
『陽菜?』
『嬉しいです・・皐月さんの初めてがもらえて・・』
『あなたと言う人は・・どこまでも可愛いですね』
そう言って私の髪を優しく撫でてくれる皐月さん
『でも・・今回は本当にごめんなさい、心配かけてしまいました・・』
『悪いと思っているならお願いがあります』
『お願い?』
『はい、聞いてもらえますか?』
『わ、私に出来ることなら』
『ありがとうございます、では』
そう言って少し屈んで私と目線を合わせるようにしながら
『陽菜からキスしてもらえませんか?』
『ええ!????』
『お願い、聞いてもらえませんか?』
『わ、私からですか?そ、そんなこと言われても//////////』
『先ほど聞いて下さると・・・言いましたよね?』
『うぅ・・・ずるいです、そんな丁寧な言葉で・・そんな色っぽい瞳で/////////』
『ふふっ、そうでしょうか』
(も、もう!!絶対からかってる)
(えーい!!もうどうとでもなれ!!!!!!)
私は思い切って皐月さんに自分から唇を重ねた
『これくらいのキスじゃ足りませんよ?』
『えぇ!!!も、もう無理です/////////////』
そう言った瞬間、私の唇は皐月さんに奪われていた
『んっ・・・ふぅっ・・・・』
『陽菜・・・愛しています』
『皐月さん・・・わ、私も・・・んっ・・・・も、もうダメです・・・』
熱いキスに立っていられなくなりそうな感覚になりそうで
私はあわてて皐月さんの胸を押し返した
『もう終わりですか?残念ですね』
『だって、ここ外ですよ・・・?』
『じゃあ外でなければ問題ないですね』
『も、もう!!そういう意味じゃありません!!』
『本当に陽菜は可愛いです』
(もう・・・皐月さんは恥ずかしくなるようなことを真顔で言うんだから)
『そう言えば、私のこと陽菜って呼び捨てで呼んでくれてますね』
『そう言えばそうですね・・』
『お願いしてもなかなか呼んでもらえなかったのに』
『私だって恥ずかしいんです・・・この歳になっておかしいですが、好きな人の名前を呼び捨てで呼ぶことは特別ですからね』
『わかります、私なんて皐月さんのことは何十年たっても呼び捨てでは呼べないと思います』
『ふふっ、じゃあ今度の課題は陽菜に私のことを皐月と呼んでもらう事でしょうか?』
『絶対ムリですよ?』
『じゃあ・・・そうですね』
そう言って私の耳元で囁く
『ベッドの上でなら・・・どうでしょうか?』
『さ、皐月さん/////////』
(もう!!どうしてこの人はこんなにも私を熱くするんだろう・・・)
差し出された大きな手に自分の手を重ねて
二人寄り添いながら歩く・・・
空を見上げると綺麗な月が輝いていた
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