★いつでも真っ直ぐに愛してくれる年下の彼*+☆+*――今夜アナタと眠りたい 槇村清人



『もういいよ・・俺帰るから』
『・・・・・・・』
 
バタン
 
勢いよくドアが閉まり静寂が流れる・・
 
 
清人くんと久しぶりにデートの約束をした休日

ずっと仕事が忙しくて会えない日が続いていた

だから今日は清人くんに会えるのが楽しみで

なのに・・なんでケンカしちゃったんだろう・・
 

はぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・
 
 

今日のことを思い返してみる
 
 
 
 
 

清人くんが部屋に来てくれた
 
ピンポーン
 

『はぁい』
 
ドアを開けて清人くんが部屋に上がった瞬間
 
躰を壁に押さえつけられた
 
『い、痛い』
 
強い力で頭の上で手首を掴まれ
 
清人くんがキスをしてくる
 
『き、清人くん?』
 
少し口を開ければそこから入り込んでくる熱い感触・・
 
『んっ・・ふうっ・・・』
 
左手で私の手首を掴み
 
右手でスカートを捲り上げ
 
下着をずらしそこからまだ慣れていない所に指を入れてくる
 
『ちょ・・・痛い・・清人くん?・・・や、やめて』
 
その言葉を遮るように私の唇を塞ぐ
 
その間も清人くんの細く長い指は弄るのをやめてくれなくて
 
まだ慣れていないソコはただただ痛いだけで
 
急にこんな態度をとる清人くんが年下なのに怖くて
 
触られていても濡れるわけもなく
 
『なんで濡れねぇんだよ、お姉さん』
 
『だって・・・どうしたの?急に・・ねぇやめて?』
 
『うるさいっ、お姉さんは黙って感じてればいいだろ』
 
『やぁ・・こんなんじゃ・・・いっ・・痛いっ』
 
清人くんはまだ慣れていないソコに熱くなった自分のモノを
無理やり入れてきた
 

『あぁ・・・やだっ・・・清人くんっ・・やぁ・・・』

それでも清人くんは挿入をやめようとしない

『くっ・・』

無理やりに押し込んでくるその熱に躰が悲鳴を上げた

『やだっ・・痛いよ、清人くん!!』

私は急にこんなことをしてくる清人くんが怖くて

悲しくて彼の頬を叩いた

『ったぁ・・何すんだよ』

『やめてって言ってるでしょ?』

『んだよ、気持ちよくないわけ?お姉さんは』
 

やっと清人くんが手を離してくれた瞬間

私はその場に座り込んでしまった
 

『酷いよ・・』
 
『・・・・お姉さんは俺のこと欲しくなかったわけ?俺はずっと我慢してたのに』
 
『私だってずっと清人くんに会いたかったよ?ずっと・・・』
 
 
二人の間に沈黙が流れる・・・・・
 
『いつだってお姉さんは余裕なんだね』
 
『え?』
 
『会えない時もお姉さんからは連絡くれないし・・電話しても仕事中だからとか・・メールしても忘れた頃にしか返事が来ないしお姉さんにとって俺はそれだけの存在ってことだろ?』
 
『そんなこと・・』
 
『だってそうだろ?どうせ会社のヤツらに笑顔振りまいて・・蛯原さんなんか大人でお姉さんにはお似合いかも・・』
 

『なんで?そんなこと言うの・・私はいつだって清人くんしか見てないよ』
 

『じゃあなんで電話くれないんだよ?俺に会えなくても平気ってことだろ?』

『違う・・私だって寂しかったよ?でも仕事してるし・・忙しい時は連絡もできないし・・』

『んなの言い訳だろ?お姉さんの勝手な言い訳なんか知らねーし』

『清人くんは社会に出たことないから分からないんだよ、私の気持ちなんて・・・仕事してればそれなりに付き合いもあるし・・』

私は言葉を言いかけてハッとした・・
 

清人くんを見上げれば
 

悲しそうな顔・・
 

『ごめんなさい・・違うの、清人くんが社会に出てないからとか・・』
 

『どうせ、俺は学生だよ 子どもだよ』
 
『だから、そうじゃなくて』
 
『お姉さんは社会人で大人の男性がいいんだよ』
 
『ちがうっ、私は』
 
『お姉さんも結局アイツと変わらないんだ・・俺のこと子どもだと思って』
 
『清人くん!違うの』
 
『いいよ、もう・・どうせ俺はガキだよ・・もういいよ、俺帰るから・・』
 
『待って!清人くん』
 
 
ドアを開けて出ていく清人くんを追いかけることが出来なかった・・
 
 
 
 
 
せっかく久しぶりに会えると思って楽しみにしてたのに
 
 
ケンカなんて・・陽菜は
 
 
さっきの出来事を思い返していた・・
 

また・・彼を傷つけてしまった
 
 
 

 
 
 

私のことを真っ直ぐに愛してくれる清人くんを・・
 
 

でも
 
 

私は清人くんが好き・・年の差は確かに感じるし
 
 

しかも学生と社会人なら考え方が違うのは当たり前
 
 

ただ社会人の私の考えを押し付けようとしてたのは事実だ・・
 
 

私も素直に真っ直ぐに清人くんを愛することができれば
 
 

ただ愛してるって素直に・・・なんで出来ないんだろう
 
 
 
 

私ってバカだな
 
 

清人くんはこんなにも私のこと愛してくれてるのに
 
 
 
 
謝らなきゃ・・清人くんが許してくれるまで何度だって謝ろう
 
 
 

そして私の気持ち伝えなきゃ
 
 
 
 
 

私は急いで支度をして家を出た
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

『え?清人くん?』
 
 
 

ドアを開ければそこにはさっき出て行ったはずのの清人くんが
 
 
 

俯いて立っていた
 
 
 
 
 

『・・・・・』
 
 

私は黙り込む清人くんの手を引いて部屋に戻った
 
 

『清人くん・・さっきは』
 
 

『お姉さん、ごめん』
 
 

『えっ?』
 

『俺、お姉さんに会えなくて寂しくてつい・・なんつーか』
 
 

『清人くん・・』
 
 

『悪かったよ・・無理やりヤろうとしたり酷いこと言って』
 
 

『・・・・・・・・』
 
 

『んだよ、黙るなよ・・思ってもないこと口にしてお姉さんのこと傷つけてごめん』
 
 

そう言って素直に謝る清人くんが愛おしくて
 
 

『ちゅ』
 
 
 

背伸びをして清人くんにキスをした
 
 
 

『/////んだよ』
 
 

頬を赤く染めた清人くんが可愛くて
 
 

『ふふっ』
 
 

『またガキ扱いしただろ』
 
 

『違うよ、私の方こそごめんなさい酷いこと言って・・』
 
 

『・・・・・・』
 
 

『清人くんの若さが正直羨ましい時もあるよ』
 
 

『お姉さんだって若いだろ』
 
 

『ありがと、でも・・私、清人くんが大好きなの 愛してるの・・』
 
 

『・・・・・・』
 
 
 
『もっと素直に真っ直ぐに気持ちを伝えられれば・・ごめんね清人くん』
 
 

『本当に悪いと思ってんの?』
 
 

『え?うん思ってる』
 
 

『じゃあ・・今日はお姉さんが上になってよ』
 
 

『えっ?な、何言ってるの・・』
 
 

『悪いと思ってるなら俺の言う事聞いてくれるだろ?』
 
 

『で、でも・・』
 
 

『ほら、来いよ』
 
 

そう言うと清人くんは私を持ち上げて膝の上に座らせる
 
 

清人くんの顔が間近に迫って慌てて目をそらすけど・・
 
 

『まだ何も始まってないのにもう降参すんの?』
 
 

『そ、そんなこと・・』
 
 

『お姉さんって年上のくせに経験少なくて可愛いね』
 
 

『ば、バカにしないでよっ、私だって』
 
 

『私だって?』
 
 

そう言って笑う清人くんが何故かすごく大人びて見えて
 
 

かっこよくて・・でもどこか幼さの残る顔が可愛くて・・
 
 
なんて言ったらまた怒られそうだから・・
 
 

私は清人くんの首に手を回してそのまま彼をベットに押し倒した・・
 
 

『お姉さん・・』
 
 
上から見下ろせば清人くんの頬はほんのり赤く染まっていて
 
 

『お姉さんをバカにしたバツ・・だからね』
 
 

私は少しだけお姉さんっぽく微笑むと
 
 

清人くんの唇にキスを落とした
 
 

『お姉さん・・』
 
 

『んっ・・名前で呼んでくれなきゃ続きはしない・・』
 
 

『・・んだよ、可愛いこと言ってんなよ陽菜覚悟してもらわねーとな』
 
 

『んっ・・』
 
 
 

名前で呼ばれた私はすごく嬉しくて・・
 
 
 

夢中になって清人くんの唇にキスを重ねた
 
 
 

『んっ・・あぁっ・・・はぁ・・清人・・・・』
 
 

『名前・・もっと読んで?陽菜』
 
 

『ふあっ、はあっ…ん、んあっ…清人・・』
 
 
 

いつの間にか主導権は彼になっていて
 
 

さっきまで彼を見下ろしていた体制は逆転して
 
 

下から見上げるその顔は普段の可愛さはなく
 
 

ただの男の顔で・・
 
 

『陽菜・・ずっと触れたかった』
 
 
 
『んふっ…は・・ふ、ふわぁ…き、清人・・・』
 
 
 

『今日は寝かせねーから覚悟しろよ』
 
 
 

『あ、あっ、あっ…あああっ、んああっ』
 
 
 

ずっと彼に会いたくて・・触れてほしいと思っていた躰は正直で
 
 
 

彼の指に声にその男の色っぽさに
 
 
 
 

私はすぐに頂点へとのぼりつめてしまった
 
 
 

『はぁ・・はぁ・・』
 
 
 
『陽菜気持ちよかった?』
 
 
 

『うん・・・』
 
 
 
『悪い、俺まだ満足できねー』
 
 
 

『え?やぁ・・あ・・・や、や…やめ……て……』
 
 
達したばかりのソコは快感に震えていて
 
 
 

また受け入れるには準備ができなくて・・
 
 
 

『だ、だめ・・・いまイッたばかりで・・・あぁ・・はぁんっ・・・』
 
 
 

『ダメじゃないだろ?』
 
 
 
 

そう言ってまた彼は私の中に入ってくる・・
 
 
 
『んっ・・やだっ・・こ、壊れちゃうっ・・』
 
 
 
 

『壊したい・・陽菜のこと、もっと・・』
 
 

『・・・・うう……んあぁぁぁっ』
 
 
 

結局そのあとも何回も抱かれ続けた私は気を失っていた・・
 
 
 
 
 
 

『んっ・・』
 
 

『お姉さん起きた?』
 
 
『清人くん・・?私・・』
 
 

『ごめん、無理させちまった』
 
 

『ううん・・やっぱり清人くんは若いわね』
 
 

『んだよ・・お姉さんも若いよ』
 
 

『ふふっありがとう』
 
 

『お姉さん・・胸も・・背中も・・すごく綺麗じゃん』
 
 

『そうかな?・・そんな真顔で言わないで!恥ずかしいから』
 
 

『照れた顔も可愛い』
 
 

『年上をからかわないで』
 
 

『年齢なんて関係ねーだろ』
 
 

『そうだったわね・・清人くんもすごく男らしくてかっこよかった』
 
 

『・・・・』
 
 

『ふふっ、こういうの弱いのね清人くんは』
 
 

『んだよ・・』
 
 

『私、もっと素直に何でも言えるように努力するね』
 
 

『いいんだよお姉さんはそのままで・・俺が大人になる方が・・お姉さんが素直になるより早いだろ?』
 
 

『ふふっそうね・・ありがとう清人くん』
 
 

『二人で乗り越えて行けばいいんだよ』
 
 

『清人くん・・うん・・そうだね・・』
 
 

私はあたたかい気持ちで清人くんの腕の中目を閉じた
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今夜アナタと眠りたいの主人公の言葉の言い回しが
好きじゃないので苦労しました
 

 

陽菜love

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