前の記事で書いた
特捜お正月コメントの野村さん
そこから何個かあわせてお話を書いてみました!!!
それはお正月の朝
年末年始も事件は休んでくれない
年末慌ただしく仕事をしていて
いつの間にか年が明けていた・・・
(日付が替わって二課の皆とは新年の挨拶したけど・・・野村さんに会えてないんだよね・・・・)
少しの睡眠と着替えの為に自宅に戻った私は
少しでも話せる時間があるならと思い早めに登庁したのだった
(とりあえず二課に行ってから野村さんを探してみようかな・・・)
二課の扉を開けると誰もいないようだった
(よし!!探しに行こう!!)
そう思い部屋を出ようとしたら奥から物音が聞こえた
(誰かいるのかな?桐沢さんかな?)
そう思いパーテーションの奥を覗いてみると
そこには今一番会いたかった人がソファーで眠っていた
ネクタイを少し緩めて眠る野村さんに近づいてみるけど
私には気付かずに眠っているようだった
(疲れてるのかな・・・)
(でも野村さんって綺麗な顔してるなぁ・・・睫毛もすごく長くて・・・かっこいい)
(こんなに素敵な人が私の恋人なんて・・信じられない・・・)
いつもは見せない隙のある野村さんの寝顔を見ていたら
なんだか愛おしくなって唇にそっとキスをした
『ん・・・』
(わわっ!!起こしちゃったかな?)
そう思ったけど野村さんはまだ眠ってるようだった
(よ、良かった~)
自分からキスをしたのになんだか恥ずかしくなってしまって・・
(このままだと風邪ひいちゃうよね、ブランケット持ってこようかな)
そう思いその場を離れようとしたら
『きゃ』
腕を掴まれたと思ったら目の前には野村さんの顏が・・
『どこ行くの?』
『え?お、起きてたんですか?』
『当たり前でしょ~俺これでも刑事だよ?足音や物音には敏感なんだよ、しかも陽菜ちゃんの匂いがしたし』
『じゃ、じゃあ・・・私がここに近づいた時にはもう?』
『あったり~』
(嘘!!!キスしたのも気付いてたのー!!!)
(うー・・・恥ずかしいよぉ・・・・)
『あ、あの野村さん・・離してください』
『えーどうして?』
『どうしてって・・・だって』
そう、今の私はソファーに寝転がっている野村さんに覆いかぶさっている状態で
目の前には野村さんの顏があって
腰をぐいっと引き寄せられていて動けなくて
『さっきはあんな大胆だったのに?』
『あ、あれは野村さんが眠ってると思ったから』
『ふーん、じゃあ俺眠るからキスしてくれる?』
『だ、ダメですよ、誰か来たら困るし・・』
『じゃあ誰も来ないうちに早く、ね?陽菜』
(うぅ・・・そんな顔するなんてズルイよ)
『も、もう・・・あの』
『時間切れ~』
『あっ、んんっ・・・ふぅ・・・っ・・・』
『陽菜、可愛い』
『もう・・・』
『こっち向いて?陽菜、明けましておめでとう』
『・・・おめでとうございます』
『そんな可愛い顔見せるのは俺だけにしてね?』
『の、野村さんもそんな無防備な顔見せるのは私だけにして下さいね・・・』
『もちろん陽菜だけにしか見せないよ・・・こんな俺を知ってるのは陽菜だけ』
『うん・・・』
『んーこのまま帰ろっか~』
『もう、ダメですよ?桐沢さんに怒られちゃいますよ』
『じゃあもう少しだけ・・・ね?』
『んっ・・・』
結局・・・野村さんに翻弄されてしまって
本当に野村さんには敵わない
今年もそんな野村さんに夢中になりそうです・・・私。
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