★確かに恋だった　誓いのキスは突然に　藍川久仁彦

久仁彦さんお誕生日おめでとう甘いお話をと思ったら逆にいってしまいました･･･名前変換はないです**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**今日はおじさんの誕生日おじさんの隣でほほ笑んでいるのは私じゃないとても綺麗な女の人･･･『久仁彦さんってば･･･』そう言っておじさんの肩にもたれかかるそして頬を赤らめて照れた顔をうかべるおじさん私はそんな二人を少し離れた所から見ているちゃんと笑えているだろうか･･･ここは私がバイトをしているLIいつものメンバーが集まってお祝いをしているおじさんに彼女がいると知ったのは少し前結局、告白もできないまま振られてしまったのだ･･いつか冗談でおじさんに言った『好き』って言葉そう冗談のつもりだったでもそう口にした瞬間気付いてしまった･･自分の気持ちに･･おじさんから返ってきた言葉それは恋じゃなく憧れだな･･･お前には俺なんかよりもっと素敵なヤツが現れるさそう切ない顔で呟いた･･それから理由をつけてLIのバイトを休んだり、おじさんに会わないようにしてきたけど･･こんな素敵な女性の人と付き合ってるなんて知りたくなかった･･小さい頃から見てきたおじさんの笑った顔、怒った顔、困った顔、照れた顔･･･どれも自分に向けられてきたものだと思っていたでも今日のおじさんの笑顔は今まで一度も見た事のないそんな笑顔だった･･･心から大切にしている人だけにみせる顔･･おじさんは恋じゃないって言ったけど今なら分かる･･それは確かに恋だったよ･･『ずっと好きだったんだよ、おじさんの事が』誰にも聞こえないようそう呟いたさようなら私の初めての恋そして私は笑顔で歩き出す『おじさんお誕生日おめでとう!!おじさんにはもったいないくらい素敵な人だね』『お前なぁ･･』『おじさん幸せになってね』『陽菜･･ありがとう』『っ！』そんな笑顔･･･ずるいよ･･･ねぇ･･その笑顔だけは私だけのものって思ってもいいでしょ？もう最後にするから･･･今だけは――――――