★七夕の夜*+☆+*――特別捜査密着24時 桐沢洋X一般人

 
 


七夕の夜
 
昨日電話で約束してくれたけど・・

仕事ならしょうがないよね・・

時刻は22時を過ぎていた
 

昨日は桐沢さんが無理するのは嫌だから

なんて言ったけど

本当は会いたくてしょうがなかった
 

もしかして仕事が早く終わって明るい時間から会えるかな?なんて思って

久しぶりに着てみた浴衣だったけど

もうお祭りも終わっちゃったし脱いじゃおうかな・・

そんな事を考えていたら家のチャイムがなった
 

ドアを開ければずっと会いたかった愛しい人
 

『桐沢さんっ!!』

『遅くなっちまって・・』

『ん?桐沢さん?』

『陽菜・・その格好』

『あっ!もしかして桐沢さんが早く来てくれたらお祭り行きたいなーなんて思って・・』

『・・・・・・・・・』

『えっと、なんか子どもみたいにはしゃいじゃって・・桐沢さん?』

『すごく綺麗だ、陽菜』

『ほんとですか?』

『あぁ・・誰にも見せたくないくらい綺麗だ』

そう言って私を抱き締め、うなじにキスを落とす

『んっ・・』

『祭りに連れてけなくて悪かった・・けど』

『?』

『他のオトコに陽菜のこんな色っぽい姿見せることがなくてよかった』

『色っぽいかな・・』

『あぁ・・完全にスイッチ入っちまった、陽菜責任とれ』

『な、なんでですかっ!!』

『んっ・・はぁっ・・・き、桐沢さん・・やぁ、ここ玄関だよ?』

『悪い・・我慢できねぇ』

そう言って唇にくびすじにキスを落とす桐沢さん

私の手首は桐沢さんに頭の上で押さえられ

ただただその熱いキスと指遣いを受け入れるので精いっぱいで・・

『やっ・・だめ・・』

桐沢さんの細く長いその指は私の浴衣の帯を緩め

獣の顔をしたその瞳ですべてを捉えてしまう・・

『陽菜、お前・・』

『あっ!!!だ、ダメです!!見ちゃダメ!!!』

必死に隠そうとしても桐沢さんに手首を抑えられていて身動きが出来ない

『こんな格好で祭りに行こうとしてたのか?』

『いや・・だって見た目じゃ分からないじゃないですか・・ってか見ないで!!』

私は必死に訴えた・・

なんでこんなに必死になっているかと言うと・・

着物着るときに下着はつけない方が綺麗に見えるって聞いたことがあって

何もつけずにいたのだった・・

それをすっかり忘れていて浴衣の帯を緩めて桐沢さんの驚いたその表情で

気付いたのだった・・
 

『やぁ・・手、離して下さいっ』

『ダメだ・・俺のこと誘ってるとしか思えないけどな』

『ち、違う・・んぅ・・ひゃあ!!』

私の手を離した桐沢さんは床に跪き

熱くなった私のソコにキスをする・・

『やだ・・見ないで・・あぁ・・んっぁ・・っ』

私は必死で桐沢さんの頭に手をのせて躰をよじるけど

桐沢さんはやめてくれない・・

膝はがくがくと快感に震え立っていられないほど

久しぶりの桐沢さんの息遣いと指と熱い触れ合いに

私はすぐに頂点に上りつめてしまった

『はぁはぁ・・あっ・・んっ・・・』

『陽菜、綺麗だ』

『やぁ・・恥ずかしい』

『悪い・・こんな所でそんな格好させちまって』

『ううん、私も桐沢さんと早くひとつになりたいよ』

そう言って桐沢さんに抱きついた私を軽々持ち上げて

ベットに連れて行ってくれた

そこからは二人夢中でお互いを求めあった

普段なかなか会えない時間を埋めるように・・
 
 
 

『んっ・・・』

目が覚めると隣では桐沢さんが穏やかな顔をして眠っていた

時計を見ればもうすぐ日付が変わろうとしていた

刑事の仕事が大変なのは分かっている

しかもボスならなおさらだ

きっと心が休めるときなんてないだろうな・・

私がその存在でいられたら・・

七夕の夜・・私は願いを込めて

愛する人にキスをした

(桐沢さんがケガをしませんように)

(桐沢さんの仕事がうまくいきますように)

(桐沢さんの隣でずっと笑っていられますように)

(桐沢さんの・・・)

私はお願いごとを繰り返しながら眠りについた
 
 
 

*+☆+*――*+☆+*――*+☆+*
 

七夕、こちらはいい天気でしたよー!!

皆さんは何をお願いしましたか?

わたしは・・ナイショw
 
 

 
 
 
 
 
 

 

陽菜love

特別捜査密着24時 ドラック王子とマトリ姫 スタンドマイヒーロー 桐沢洋 野村忠信 渡部悟 関大輔 服部耀 廣瀬遼一 恵庭広樹

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