すきなわけ
すらっとした白い足
キスをする時の陽菜のぷっくりしたくちびる
なんでもない陽菜のその声
笑った時の陽菜の顏
ケンカした時の怒った陽菜の顏
どの表情も
どの仕草も
どの声も
どの・・・
だからすべてが愛おしいんだ
訳なんて必要?
言わなくても知ってるでしょ?
俺がこんなに陽菜に夢中ってこと・・
それでも好きな訳を聞きたいなら
躰で覚えさせてあげる
『まだ分からない?』
『んっ・・やぁっ・・の、野村さんっ、やだっ』
『どうしてそんな事聞くの?俺が陽菜に夢中だってこと忘れちゃった?』
『だって・・たまには言葉で言われたい時だって・・』
『じゃあ、なおさら言わない』
『んっ、あっだ、だめっ・・はぁ・・野村さんのいじわるっ』
『そっ、今頃気づいた?俺は好きな子には意地悪したくなるの』
『そんな子どもみたいなこと・・いわっ・・やぁ・・ないで』
『子どもはこんなことしないよね?』
『ひゃぁっ!ど、どこ触ってるんですかっ・・ダメです』
ここは野村さんの部屋
二人でテレビを見てた時のこと・・
1組のカップルがお互い好きな所を言い合っていたのをみた陽菜は
野村さんに聞いてみたのだ
『野村さんは私のどこが好きで付き合ってるんですか?』
『えっ?なんでそんな事聞くの?』
『だって・・野村さんが私なんかと付き合ってるなんて・・なんか夢見たいで』
『ふーん・・私なんかね・・』
『えっ?』
そう言われた瞬間私はソファに押し倒されていた・・
そして先ほどの会話になるのだが・・
ソファに押し倒された陽菜は言葉で、そして指で
野村さんに責め立てられていた
『陽菜ちゃんは・・陽菜は自分のこと私なんかって言ったけど』
野村さんが呼び捨てで呼ぶときは完全にスイッチが入った時だ
それはどんなスイッチでもそうなる・・
『陽菜だからだよ・・陽菜じゃなきゃダメなんだ』
『野村さん・・』
『だから私なんか・・なんて言っちゃダメだ』
『・・・・』
『陽菜?こっち向いて?俺は陽菜の全てが愛おしいんだ』
『ごめんなさい・・野村さんがすごく素敵な人だから・・だから私・・』
『自分に自信が持てなくて・・他の女性にヤキモチ妬いちゃって・・』
『陽菜はそう言うけど・・俺の方がヤキモチ妬いてるし
陽菜があまりにも可愛いから心配でしょうがない・・』
『野村さんが・・?』
『俺だって普通の男だよ?俺のこと何だと思ってたの陽菜?』
『だって・・』
『やっぱり躰で教えてあげないと陽菜は分かってくれないみたいだね』
『あっ・・んうっ・・んん・・やぁ・・』
『陽菜が好きな訳・・じっくり教えてあげるから』
結局俺は陽菜が好きでたまらない・・
陽菜に聞かれた好きな訳なんて
そんなのどうでもいい・・
陽菜が傍にいてくれるならそれで俺は幸せなんだから
結局最後は野村さんに翻弄されてしまう・・
好きな訳なんてもういらない・・
だって野村さんが愛してくれる
それが真実だから・・
*+☆+*――*+☆+*――*+☆+*
なんか野村さんと陽菜の気持ちが入り混じった
変な文章でごめんなさい・・
なんか野村さんの彼女って立場になかなか
自信の持てない・・私はそんな彼女のつもりです←妄想で(*・∀・)
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